読書

先々週の週刊ダイヤモンドの特集記事です。

タイトルはベスト経済書となっていますが、2010年に出版された経済・経営書、ビジネス書のなかで「ベスト」はどれかを、経済学者・経営学者・エコノミスト162人が選んだモノです。

  1. 競争と公平感:大竹文雄:780円
  2. これからの「正義」の話をしよう:マイケル・サンデル:2,300円
  3. デフレの正体:藻谷浩介:724円
  4. もし高校野球の女子マネージャがドラッカーの『マネジメント』を読んだら:岩崎夏海:1,600円
  5. デフレとの闘い:岩田一政:3,000円
  6. ストーリーとしての競争戦略:楠木建:2,800円
  7. 大いなる不安定:ヌリエル・ルービニ、スティーブン・ミーム:2,000円
  8. 金融危機のミクロ経済分析:細野薫:4,800円
  9. 生活保障:宮本太郎:800円
  10. フリー:クリス・アンダーソン:1,800円

基本的に、この分野の本に2,000円以上だそうと云う気にはならないので、2,000円以下の本から選んで冬休みに読んでみようと思います。

(武士道の原著(英文)は注文済みですが、まだ到着しそうもないので。。)

デフレの正体、もしドラ、フリーは既に読んでいるので、候補としては、競争と公平感、生活保障辺りでしょうか?

『競争と公平感』は週刊ダイヤモンド誌での著者の自薦記事によると、

"小泉政権の規制改革は、格差をもたらした。つまり市場競争そのものがいけなかったのだ"という世論が形成された。資本主義国の日本で、なぜそれほど反市場主義的な世論が強くなったのか、というのが本書のテーマの一つだ。

だそうです。

難しそうだけど、興味があるテーマです。

お屠蘇でべろべろにならない、年末に読んでみることにします。

もう一冊の『生活保障』のほうは、著者からのコメントは有りませんでした。


ベスト経済書というくくりで、39位まで掲載されていたのですが、その中での個人的な今年一番は、『日本辺境論:内田樹:740円』です。

良かったら、読んでみてください。

日本辺境論 (新潮新書)(携帯は、日本辺境論 (新潮新書)

今日、新渡戸稲造の「武士道」をじっくり読んでみたいなと思い立ちました。

「武士道」という本は、1900年に英文BUSHIDO: The Soul of Japanとして初版出版されました。(Wikipediaより)

新渡戸稲造はアメリカ人の女性と結婚したのですが、その妻に、日本人の考え方や習慣を教えるために、武士道という本を書いたのだそうです。

この世界中の言語に訳され、読まれているようなのですが、残念ながら私は読んだことが有りません。

来年から一念発起して、この『武士道』を読み込みたいと思います。

きっちり読めるのは土日しかないでしょうから、1年以上かかってしまうのでしょう。

あっ、もちろん原文で読んでみます。

恥ずかしながら、私の英語の実力は、なんとか米・英の人とコミュニケーションを取れる程度ですので、100前の英語で書かれた書籍は実力以上の内容だと感じています。

辞書片手にボツボツのんびり訳しながら読みます。

古い日本人を知ることで、現代の日本に生きる我々が無くしてしまったもの・持ち続けている魂など学んで行きたいと思います。

先週買った『日本の論点2011』を少しずつ読んでいます。

PC→日本の論点2011 携帯→日本の論点2011

その本の『論点-46』

ツイッターは殺伐とした風景をもたらす情報量ゼロの「失言装置」

と題した論文が掲載されています。

論者は、斎藤環(さいとうたまき)さん。1961年生まれということなので、数えで私より4つ上。つまりほぼ同世代の方だということです。

論文でまずは、ツイッターの紹介をした後、著名人のツイッター批判が論じられいる。

北野武氏は

コンピュータは嫌い。メールも嫌い。(中略)ツイッターだって、冗談の言い合いをしたり、遊ぶんならいいけど、あれを情報として扱っているバカさ加減はよくわからないね

「ツイッター批判」のコメントしていると紹介されている。

(ちなみにZAKZAKには北野武によるTwitterと「情報」批判には中略されずに、コメントが掲載されている。)

北野氏のコメントは、ツイッターを批判しているのではなくて、ツイッターと向き合う姿勢を批判、いや、ZAKZAKの記事をきちんと読むと、日本人の情報との関わり方を批判しているように読めます。

北野氏がツイッターを批判したと論じるには、北野氏の意図を酌み取れていないのでは無いでしょうか?

もうひとつ、TechCrunchのディバイン・コルダウェイ氏のコメントとして、

つぶやきは情報として無価値であり、WEBサービスとしては不完全で機能が乏しすぎ、すでにあるメール、掲示板、ブログ、Facebook、RSS等のサービスで十分間に合う。

という記事が紹介されています。

元記事を探そうと、techcrunch.comへ行ってみました。目的の記事は残念ながら探し出せませんでした。

ですので、ディバイン・コルダウェイ氏がどのような意図で、記事を書かれたのかは、不明でした。

しかしながら、techcrunch.comのサイトのサイドバーには、見慣れたタイムラインみたいなものが見えるのは気のせいでしょうか?

ツイッターを批判しつつも、自サイトにはTLを載せているんでしょうか?

ディバイン・コルダウェイ氏の真意を知りたいモノです。


さて、ここからは、論者の意見です。

斎藤氏は、ツイッターから距離を置いている理由を二つあげている。

一つ目は

理由のひとつはその冗長性だ。各種ウェブサービスの中でも、ツイッターは無意味な情報の量が飛び抜けて多い。

また、情報の質の話です。

利用者個人に有益な情報が無いと、そのwebサービスは意味がないという論調ですね。

もう一つが

僕がツイッターに抵抗感をおぼえる最大の理由は、その「雰囲気の悪さ」なのである。

以下は、私の要約ですが、論者が『著名人を200人ほどフォロー』したら、『嫌味や悪口や誹謗中傷が多すぎ』た。『有名人がちょっと絡んできた一般人をブロック』するのは気分が良くない、というのが雰囲気が悪いということのようです。


で、、この論文を読んだ私の感想です。

まず、webサービスの情報の質を問う前に、本当に大切な情報は簡単に手に入らないということを前提にして欲しいと思います。

あなたに取って欲しい情報は何ですか?

近所のスーパーの安売り情報ですか?一口食べただけで痩せられる秘密のダイエット食品ですか?1日5分の作業で月100万円稼げる方法ですか?

はたまた、気になるあの娘が自分をどう思っているかですか?

GoogleのAndoroidのアーリードロップ前のソースコードですか?

そもそも本当に欲しい情報はインターネット上では入手できないのでは無いでしょうか?

それなのに、インターネット上の情報に質を求めてどうするのでしょう?

webサイトだろうが、ブログやmixi、2チャンネルやYoutobeだろうが、情報の質や価値はそれほど変わらないと思いますが、(個人的にはテレビやラジオも似たもの・・)、新しいメディアに関してのみ、情報の質や価値を問うのは如何なものかと思います。

もう一つ、情報は捨てても良いということも意識してみてはいかがでしょう?

他人の悪口や誹謗中傷なんて見なければ良い。有名人の高慢さなんて見なければ良い。webやブログならそのページをアクセスしなければ良いだけのこと。ツイッターだってフォローを外せば良いだけのこと。

18禁の映画館に行って、「世界の映画はいかがわしい映画ばかりだ。けしからん!!もう映画なんて見ない!!!」って言ってるのと同じですよ。

日本の論点2011という本を買いました。

日本が抱えてると言われている問題87個について、様々な論者が自分の意見を書いているという、とってもお勉強になる本です。

2,980円と少しお高いですけど、一読をお勧めします。

PC→日本の論点2011 携帯→日本の論点2011

その中で気になったのは、(一度Twitterでも議論しちゃったのですが)、日本の財政は破綻するか?というテーマです。

私は日本の財政はそう簡単に破綻しないと思っています。

日経ビジネスに「国の借金」意味分かって使ってる?という記事があるのですが、私はこの意見を全面的に支持します。

このページには、国のバランスシートという考え方が書かれています。

つまり、国家も企業のように、資産と負債のバランスシートで考えましょうという考え方です。

例えばトヨタ自動車は平成22年3月の決算報告によると、負債合計が19,418,844M¥。つまり19兆円くらいあるのですが、19兆円を社員の人数で割って一人あたりxx円の借金だなんてことはやりはしません。

企業は、負債と資産とのバランスを見られます。社員一人あたりの負債を議論しても意味がない。

でも、日本という国に対してはそれをやりがちです。国民一人あたり数百万の借金だ。。。とか。

ちなみに上記の日経ビジネスの記事によると、日本全体の財政は純資産を計上しているそうです。

どうゆうことかというと、日本はお金持ちだ。ということです。

金持ちのくせに、事業仕分けとか言っちゃって、財布の紐を締めたりするから、庶民レベルまで金が行き渡らないのだと思います。

事業仕分けとか言ってないで、公共投資にお金をかけようよ!!

ハヤブサを10機くらい作って、ばんばん飛ばしちゃうとか。

電気自動車に1台あたり200万の補助金つけるとか。

日本が得意な技術に湯水のように金を使って、世界をリードしてゆく事が、これからのニッポンに大切なことじゃないだろうか?


ふぅ。昨日会社に泊まり込んで、久しぶりにビール飲んでゆったりしたら、へんなテンションになっちまった・・・

12月号の文芸春秋誌に石原慎太郎東京都知事の日本堕落論-このままでは日本は沈む-という論文が掲載されていた。

もの凄く乱暴に要約すると、日本の堕ちきったモラルはアメリカべったりのせいであり、アメリカから離れて自立しようという論。

少し文章は過激すぎる嫌いはあるが、勉強になる部分も多い。

そのうちのひとつ、日本が降伏した日のニューヨークタイムズの論説が記載されていたので、少し長いが引用しておく。

論説の横に漫画が添えられている。漫画は醜悪で巨大な怪物が横たわってい、あんぐり開いた巨きな口の中にヘルメットをかぶったアメリカ兵が入って、むき出した禍々しい牙を大きなヤットコで抜き取る作業をしている。その解説には、
「この怪物は倒れはしたが、いまだに生きている。この醜い危険な怪物の毒のある牙を我々は世界のために、どれほど長い時間をかけてでも徹底して抜きさらねばならない」

このニューヨークタイムズの論が、アメリカの指導層の考え方とイコールだったとしたなら、65年前からアメリカは日本の牙を抜く作業を「ずっと」やってきたと取れるのではないだろうか?

なんかアメリカのキリスト教的な、自分達の神を信じないヤツへの偏見が見て取れて反吐が出そうだ。


この文章は33ページあり、原稿用紙で100枚くらいと少し長めですが、読み応えあります。

私の父親の世代(石原氏は1932年生まれの78歳)が、どのような眼で今を見てるかが少し分かると思います。

文芸春秋誌は790円するのですが、この文章を読むためだけに買っても損はないと思います。

文藝春秋 2010年 12月号 [雑誌]

携帯電話は→文藝春秋 2010年 12月号 [雑誌]

久しぶりに早く帰ってきたので、軽く読んだままでほったらかしておいた、ドラッカー流 最強の勉強法(祥伝社新書207)という本を熟読した。

ドラッカーはマネージメントの父とか経営の神様とか言われていますけど、実はマネジメント以外にもたくさんの著書を残しています。

ドラッカーは96歳まで生きたのですが、30歳に最初の著作を出版し、60歳までの30年間でおよそ10冊の本を書いています。そして60歳からの36年間で、25作以上の著作を世に出しているそうです。

そんな晩年を生きたドラッカーの勉強法を紹介してくれるのが本書です。

いろいろ参考になるドラッカーの言葉が紹介されています。

知識は陳腐化する。知識をメンテナンスするとともに、新たな知識を獲得し続けるには、長距離型勉強=継続学習が不可欠である。

なるほど。パソコンの設計から半導体のソフトの設計に移った私が、パソコンのことが分からなくなっちゃったのはこんな理由なようです。

また、技術者のみならず、どんなに詳しくなったことでも継続した勉強が必要ということでしょう。

自己啓発の責任は本人にある。よりよい人生を生きるべく、今から長距離型勉強を始めよ。

了解。わかりました。人生いつまでも勉強有るのみです。

勉強テーマが決まったら、明確な目標を設定せよ。明確な目標とは、期限と期待する成果を明らかにしたものだ。

これは私が部下に言っていることに似ています。私は良く『目的と目標を明確に区別して設定しなさい』と教えています。

ドラッカーは、目標はWhenとWhatで定めなさい、と言っているわけですね。ふむふむ。

期待する成果は、具体的なものと結びつけよ。最もオーソドックスな成果は、勉強内容の文書化である。

これは、勉強をしたらしたぶんだけ、文書でアウトプットした方が良いと言っているんですね。

これもよく分かります。

例えば、財布の中にギュウギュウにお金が詰まった状態で、お金がもっと欲しいと思っても、財布に入る場所がないので、入らない。ギュウギュウの財布にお金を入れる方法は、お金を使って(アウトプットして)財布にスペースを空ける必要が有るということと同じようなことではないでしょうか?


あとはドラッカー流のインプットの方法とアウトプットの方法がこの本には記されています。

ここの部分はドラッカーがどのように勉強したかの方法論ですので、合う人もいれば合わない人もいる。参考程度のないようかと思います。

ただ、所々にドラッカーの言葉が引用されていますので、この本自体が勉強の題材ともなると思います。

最後に本文より引用。

目標が明らかになったら、次に実行しなければならないことがある。非常にささいなことながら、これを怠ってしまうと、勉強に大きな支障をきたすことになる。それは、明確にした目標を何かに書きとめるという、きわめて簡単なことだ。

みなさんも目標を決めたら何かに書きとめよう。私は紙に大きめに文字で書いて、壁に貼ってあります。

中央公論の12月号の特集が『死ぬまでにやっておきたいこと』というテーマでした。

曽野綾子さん、田原総一朗さん、山下泰裕さん、日野原重明さんなど12人の思いが綴られていました。

そのなかに鳩山由紀夫さんと鈴木宗男さんが著者として名を連ねていました。

書いている文章の中身が興味深かったので、数カ所引用してみます。

鳩山由紀夫さんは『死ぬ気で北方領土問題の解決を』と題した文で、元島民の代表の方から

あなたしかできないと思っている。

とか、菅総理からも

この問題は鳩山さんに協力願いたいと考えている、と言われた

とか、プーチン大統領やメドヴェージェフ大統領から

解決しようと呼びかけているから。

とか、そんなことが書かれていました。また、

祖父のお陰で、鳩山という名はロシアの知識層には信頼感を持って迎えられている

なんて書いてみたり(祖父とは鳩山一郎さんのこと)、あげくのはては

息子の紀一郎がモスクワの車の渋滞緩和の本を著し、タクシーの運転手さんにまで知られる存在になった。

なんて事を書いています。

この文章を読んでどう思いますか?

私は、全てが他力。他人から何かやってと言われないと何も出来ない人なんだなぁと感じました。


一方、鈴木宗男さんは、『バッジなくとも終身政治家』という文章で、

私が死ぬまでにやりたいことは、①アイヌ民族の権利の確立と、②北方領土返還の実現である。

と書いている。又、

北方領土問題の解決のために獄中からも発信を続けるつもりだ。

この文章からは、他力ではなく、自分の力でなんとかしようという意思を感じます。

鳩山由紀夫さんは日本の総理大臣までやられた人。鈴木宗男さんは、有罪判決を受けてまもなく収監予定。

あなたは、どっちが自分が働いている会社の社長になって欲しいかを問われたら、どちらを選びますか?

文藝春秋の3月号に第百四十二回芥川賞の候補作であるビッチマグネットが掲載されていました。

本来であれば、受賞作が載るハズであったのに、該当作がなかったため候補作であるこの作品が掲載されていました。

芥川賞というのは正確には芥川龍之介賞という名称で、半年に一度選考されています。

受賞の正賞が時計、副賞が百万円です。

一応、受賞する作品の分野というのが決まっていて、『純文学』というカテゴリに含まれる小説が受賞できます。

受賞の対象となるのは新人の小説家。小説の長さは400字詰め原稿用紙100枚から200枚くらいが基準だそうです。

ビッチマグネットhの著者は舞城王太郎さん。

私はこの作品を通勤電車の中で読んだのですが、弟のオナ●ーを姉が偶然見てしまうシーンが描かれている部分を、朝の一番混んでいる時間帯に読んでしまいました。

最近の小説はこんな事まで事細かに書くのですね。

少しびっくりするけど、内容的にはおもしろい。ちょっと変わった姉弟の話です。

石原慎太郎さんの選評には『だらだら長いだけで、小説として本質何を言いたいのかわからない。』と悪評が書かれてましたけど、だらだらってほど長くは無いと思います。

中学生の女の子が弟を含めた周りの人に影響されながら成長する物語で、ある意味何を言いたいのかわからない部分も有るけれども、私は、大学生くらいの自分の姿に重ね合わせ、「短絡的に間違った考えをしてしまって、その間違いに気づかないまま突き進んでいく事ってあったよな」と思って読んでいました。


最近少しずつ小説に似たものを書き始めたけれども、いつかは芥川賞の候補作に上がるほどの作品を書いてみたいです。

最近、結構な勢いで本を読んでいます。

ちょっと1冊紹介しましょう。

『リーダーは半歩前を歩け-金大中というヒント』という姜 尚中さんが書いた本です。

この本の中で、姜さんは、リーダーの条件として7個挙げています。

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