読書
日本堕落論
12月号の文芸春秋誌に石原慎太郎東京都知事の日本堕落論-このままでは日本は沈む-という論文が掲載されていた。
もの凄く乱暴に要約すると、日本の堕ちきったモラルはアメリカべったりのせいであり、アメリカから離れて自立しようという論。
少し文章は過激すぎる嫌いはあるが、勉強になる部分も多い。
そのうちのひとつ、日本が降伏した日のニューヨークタイムズの論説が記載されていたので、少し長いが引用しておく。
論説の横に漫画が添えられている。漫画は醜悪で巨大な怪物が横たわってい、あんぐり開いた巨きな口の中にヘルメットをかぶったアメリカ兵が入って、むき出した禍々しい牙を大きなヤットコで抜き取る作業をしている。その解説には、
「この怪物は倒れはしたが、いまだに生きている。この醜い危険な怪物の毒のある牙を我々は世界のために、どれほど長い時間をかけてでも徹底して抜きさらねばならない」
このニューヨークタイムズの論が、アメリカの指導層の考え方とイコールだったとしたなら、65年前からアメリカは日本の牙を抜く作業を「ずっと」やってきたと取れるのではないだろうか?
なんかアメリカのキリスト教的な、自分達の神を信じないヤツへの偏見が見て取れて反吐が出そうだ。
この文章は33ページあり、原稿用紙で100枚くらいと少し長めですが、読み応えあります。
私の父親の世代(石原氏は1932年生まれの78歳)が、どのような眼で今を見てるかが少し分かると思います。
文芸春秋誌は790円するのですが、この文章を読むためだけに買っても損はないと思います。
携帯電話は→文藝春秋 2010年 12月号 [雑誌]
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